ポール・クローデル生誕150年記念行事のお知らせ

 

Annonce des manifestations destinées à célébrer le 150e anniversaire de la naissance de Paul Claudel

今年はポール・クローデルの生誕150年です

 

1921年から1927年まで駐日フランス大使を勤めた

ポール・クローデル(1868-1955)は、

日仏文化交流の基礎を築いた有能な外交官であり、

20世紀フランスを代表する劇作家にして詩人、

そして熱心なカトリック信者でもありました。

 

クローデルにとって日本は「偉大な書物」であり、

「耳を傾ける」国でした。俳句風の短詩を綴り、

それを墨書した『百扇帖』をはじめとする短詩集を刊行したのも、

能や歌舞伎や文楽に親しみ、

「私の能」と自ら呼ぶ舞踊劇『女と影』を執筆して初演したのも、

畢生の大作『繻子の靴』を完成したのも、

日仏の文化交流の拠点となっている日仏会館や関西日仏学館

(現アンスティチュ・フランセ関西)の創設に盡力したのも、

すべて日本滞在中のことでした。

能は離日後に書かれる『クリストファ・コロンブスの書物』以降の

劇作品にその影を落とし、

京都画壇の画家との交流や寺社で目にした障壁画などから得た芸術観は、

後のオランダやスペインの絵画論に延びていくことになります。

 

今年2018年は、クローデルが生誕して150年になります。

それを記念するために立案された今回の企画は、

クローデルの日本での足跡を紹介し、その再評価を目指しています。

グローバリゼーションと異文化の理解が叫ばれる現代、

これを機会にぜひ会場に足を運ばれ、

クローデルの日本での歩みをご検証いただければと願っています。

 

(企画内容については、記念行事一覧をご覧ください)

 

 

Le Japon de Paul Claudel

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画 ポール・クローデル生誕150年記念企画委員会

お問い合わせ先 E-mail : p.claudel150@gmail.com

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